逗子ストーカー殺人事件、被害者の交流サイト探る
2012年11月13日付新聞報道によると、神奈川県逗子市の自宅でM(33)が元交際相手のK容疑者(40)=東京都世田谷区=に刺殺された事件で、K容疑者が交流サイト「フェイスブック」や「ツイッター」などを駆使してMさんの動向を探っていたとみられることが、捜査関係者などへの取材でわかった。
捜査関係者によると、Mさんは昨年4月6日、自分のフェイスブックに、逗子市に隣接する同県葉山町で同月9日に開かれるイベントの受け付けをすると投稿した。その翌日、K容疑者から「2日後のイベントに行けばいいですか」というメールが届いた。
逗子署によると、このころ、K容疑者からは「刺し殺す」などと書かれたメールが届いたといい、Mさんは昨年4月に同署に相談。「(K容疑者に)予定を把握されている」と話していたという。
MさんはK容疑者と別れた約2年後の08年夏ごろに結婚したが、K容疑者には隠していた。だが、Mさんの知人は10年ごろ「知り合いがツイッターでつぶやいたことで、(K容疑者に)結婚を知られたようだ」とMさんから打ち明けられたという。
また、K容疑者は11年6月にMさんへの脅迫容疑で逮捕されたが、その前後には、フェイスブックに掲載された写真や、ツイッターの投稿に含まれる位置情報から、撮影場所や投稿場所を割り出すアプリやソフトの有無や使い方について、質問サイトで頻繁に尋ねていた。
同年11月5日には「逗子駅から小坪6丁目へ行くにはバスがありますか」と投稿し、最寄りのバス停について回答を得ていた。
同署などによると、K容疑者は事件当日、JR逗子駅からバスでMさんの自宅に向かい、このバス停近くのコンビニエンスストアに立ち寄っていた。同署は質問サイトの回答通りに行動したとみている。
« 交流サイト「フェイスブック」でキャリア教育 | トップページ | 逗子ストーカー殺人事件を受け、法改正でメール規制へ »
「09刑法」カテゴリの記事
- ネットの人権侵害、過去最多(2014.03.14)
- テロ資料流出、立件断念(2013.10.04)
- LINEで自殺教唆、交際相手が自殺(2014.02.22)
- 不正B-CAS使用容疑で、警視庁27人を書類送検「(2013.11.26)
- ネット掲示板に殺人予告の書き込みの疑い(2013.11.10)
「28ソーシャル・ネットワーキング・サービス」カテゴリの記事
- 「LINE」家庭内ルールを巡るPTAの取り組み(2013.12.08)
- 「交流サイト」での被害少女ら多数(2014.02.28)
- LINEで自殺教唆、交際相手が自殺(2014.02.22)
- 出会い系サイトに誘導する「LINE偽装メール」に注意を(2014.02.27)
- 「嵐のチケット譲る」うそのつぶやきでお金詐取(2014.02.14)